好きでいたい状態
何年か前、あなたと出会って
一緒に暮らし始めて
時間は充分にあったのに
心は目で確認できない
って当たり前だけれど
もし、レミの小指に赤い糸があるんだったら
それは本当にあなたに繋がってる?
この糸を辿った先には
あなたがいるはずだったんだけれど
最近どうやらおかしい。
心の様子がおかしい。
赤い糸が見えたんなら
こんなに もやもや しなくて済んだのに。
レミがどのくらいあなたを想っているか
あなたがどのくらいレミを想うか
パーセントで的確に測れるメーター欲しい
それを発明しないなんて
だれも発明家じゃないやい!
ふらふら ふらふら
もっと たいへん。
「好きでいたい状態」から
はやく脱出しなくては。
迷わずあなたのことだけ。
レミはあなたを見てたいのに
レミがよそ見してるんです。
だけどね、時間が経てば
ある程度はどうにか転んで
ちゃんと全部がわかる時がくる。
投げ出したりせず
愛しい当たり前の生活をする。
もっと時間をかけて見る。みる。
あなたも私のこと見てる。みてる。